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商品コード : 590-105 | ||||||
価格 : 2,200,000円(税込) | ||||||
ポイント : 66,000 | ||||||
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商品番号 590-105
商 品 名 聖観音 向吉悠睦作
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向吉悠睦氏は仏像を彫り上げる際、まず「いい木に出会うことから僕の仕事が始まる」と語るとおり素材選びからこだわりを見せます。そのとき、完成されたイメージをもって木を選ぶため、彫り上げられた仏像はあたかもその形に彫られるのを待っていたかのような狂いのない仕上がりが実現します。大仏師の下、12年という長い年月の修行そして、生まれ持った特別な感性が素材から完成をイメージできる経験やそれを彫り上げる技術を生んでいることはいうまでもありません。そして完成されたその仏像へ命を吹き込むように向吉悠睦氏とともに歩んできた仏画師 中村佳睦氏が截金彩色を施します。
こちらの聖観音像は細かな造形から截金に至るまで至極洗練された御姿で、向吉悠睦氏がおよそ半世紀にわたり歩んできた仏師人生の集大成とも言える作品です。
作品に寄せて(向吉悠睦):宗派を超えて多くの人々に好まれる仏像です。彩色をせずに桧の木地に截金で荘厳し、時間とともに少しずつ焼けて肌が褐色になっていく。金箔は変色しないために下地の桧の色が焼けるごとに柄がはっきり浮いて鮮やかに見えてくる「木地截金」の醍醐味と言えます。
大仏師とは元来、総本山または大本山といわれる寺院から与えられる、仏師に対する総棟梁としての「称号」です。寺院の伽藍は本堂・講堂・金堂・仁王門などから成り、最後の仕上げとして塔(三重塔・五重塔・多宝塔など)が建立されます。その際、御本尊を造仏した仏師に「大仏師号」の称号が与えられますが、伽藍整備には100年単位の時間を要するため、たとえ技量や人格に優れていても、そのタイミングに巡り合う「御縁」に恵まれなければ大仏師の称号は得られません。現在、大仏師号を賜る仏師は全国で10名足らず。さらに複数の寺院から大仏師号を賜る仏師となると極僅かであり、向吉悠睦は実に3つの寺院から大仏師の称号を授かった、現代最高の仏師の一人なのです。
大仏師 向吉悠睦(むこよしゆうぼく)
1961年 鹿児島に生まれる
1980年 松久朋琳師宗琳師(京都仏像彫刻研究所)に内弟子として入門
1991年 あさば仏教美術工房」設立(内弟子12 年で独立)
1997年 大阪大本山法楽寺より「大仏師号」を賜る
1999年 淡路八浄寺に大日如来、七福神を納める。淡路八浄寺より「大仏師号」を賜る
2007年 チャールズ・レイ氏依頼の木彫作品「桧」を4年間で完成。アメリカシカゴ美術館へ納品
2009年 向吉悠睦・中村佳睦デビュー20周年
2010年 東京西新井大師徳壽院より「大仏師号」を賜る
2012年 三越東京日本橋本店にて50回目の個展を催す。
チャールズ・レイ氏の依頼でフランスのパントマイマー、マルセルマルソーの彫刻を始める
NHK大河ドラマ「平清盛」に仏師として出演
ブータンへ取材旅行と法要参列
2013年 京都智積院不動明王矜羯羅制吒迦三尊の御修復
2014年 中山寺に弘法大師像、役行者像を納める
エリッククラプトン氏に毘盧遮那仏龕を納める
滋賀県教育委員会文化財保護課「千年の美」つたえ人養成講座講演会
2015年 ブータン国王様に「不動明王仏龕」と皇太后様に「ヴァジュラダーラ仏龕」を納める
東久邇宮記念賞
台湾の台北と高雄で個展
2016年 ホメオパシックエデュケーションに阿弥陀如来・薬師如来を納める
阿含宗本山に大黒天・役行者・千手観音を納める
2017年 新健康協会に千手観世音菩薩を納める
中山寺に4如来を納める
2018年 「大天使」制作開始
2022年 日本橋三越本店にて個展
その他、受賞歴多数、全国百貨店にて個展70回以上開催、大徳寺総見院、大阪大本山法楽寺、高野山根本大塔、淡路八浄寺、正法山大観寺、大慧会、千手院観音庵、総本山根来寺愛染堂、奈良壷阪寺、四国八十八ヶ所82番根香寺、醫王寺、東京西新井大師總持寺徳壽院、阿含宗(各本部)、京都大徳寺総見院、京都智積院などへの仏像納仏・御修復を手掛ける。