トップ > 仏像ワールド総合カタログvol.3 > 木喰仏「木喰自身像」
民の幸せを願い仏像を彫り続けた木喰上人。その生誕三百年を記念し仏像ワールドがお届けする「木喰仏」シリーズに、傑作と名高い「木喰自身像」が登場します。
2018年の「如意輪観音像」に続き、2019年「不動明王像」、2020年「地蔵菩薩像」と木喰仏複製像を発売し、おかげさまで大変ご好評をいただいております。第四弾となる「木喰自身像」は、木喰ファンの中でも特に人気の高い像とされています。
生涯に彫った仏像の数は一千体を超えるとされる木喰上人。存在が確認されている720体の中には、日本彫刻では珍しく15体もの自身像(自刻像)があります。最も古い自身像は木喰行の修行地 佐渡に渡った時のもので、9体の阿弥陀如来像とともに彫られたとされます。今回お届けする「木喰自身像」は、その背銘から享和四(1804)年、上人87歳の時に三十三観音とともに彫られたものと記録され、自身像の多くを群像とともに彫った上人の特別な想いが伝わってくるようです。
やわらかな微笑(みしょう)を浮かべるこの自身像を、コロナ禍や異常気象など未曽有の災害に翻弄される今こそ、こころ癒す守護仏としてお側にお祀りください。
原型制作は仏師 藤田燿憶氏に、彩色監修は篁千礼氏に依頼。庶民に寄り添う木喰の精神にならい藤田仏師が入魂の技で彫り上げた原型をもとに、中国屈指の木彫工房で複製。
そして篁千礼監修のもと仏像ワールドの姉妹ブランド イスムの工房で彩色して仕上げます。最終的に藤田仏師の目を通して完成する像本体には、藤田仏師直筆の署名と落款、エディション番号が入ります。
諸国を巡り民の幸福のため仏像を彫り続けた木喰上人の思いを一人でも多くの方にお届けするため総力を結集し、高い品質とお求めやすい価格を実現した、皆さまの暮らしに寄り添う癒しと安らぎの御仏となりました。
作者紹介
仏師 藤田燿憶
彩色師 篁千礼
商品紹介
商品コード : 560-152 | ||||||
価格 : 55,000円(税込) | ||||||
ポイント : 1,650 | ||||||
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商品番号 560-152
商 品 名 木喰仏「木喰自身像」
店舗在庫について
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江戸時代後期、日本中を巡り一千体を超える仏像を彫り続けた木喰明満上人(通称 木喰上人)。享保三(1718)年、甲斐国八代郡古関村(現 山梨県身延町)の農家に生まれ、十四歳で江戸に出て奉公に励むも封建社会下の不平等さから二十二歳の時に出家。四十五歳で木喰戒(木の実しか口にしない厳しい修行をする僧)を受け、五十六歳になると自ら発願した日本廻国の旅に出て、各地で数多くの仏像を彫り後世に遺しました。
木喰仏の像容には、凄まじいまでの制作意欲と宗教的実践を経た思いが反映され、八十歳以降に彫られた像の尊顔には微笑みが見られるようになります。九十歳に至るとその業は一層冴えわたり、後年、宗教学者の小島通生氏が名付けた「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれる数多くの傑作を生み出したのです。