純粋で素朴心に染みる仏像作品

独学で学んだ絵画の技術を生かしたハンドメイドのアート作品がネット通販で隠れた人気を博している若手画家 ハヤシダイスケ氏。

日本人の心の根底の根底にある素朴な気持ちや所作の美しさに心を動かされてきたというハヤシ氏が生み出す作品は、そこはかとない懐かしさや温かみを宿し、思わず身近に飾りたくなる形や彩色が最大の魅力。長引くコロナ禍で心が塞ぎがちな今こそ、多くの人におすすめする安らぎのアート作品です。

【作家コメント】
20代から独学で絵を描き始め、東北の震災の年、友人や父親を亡くしたのを機に神仏がテーマの作品が増えていきました。自分自身、何か特定の深い信仰を持っているわけではありませんが、一般的な日本人の心にある「道端でお地蔵さんを見たら手を合わせる」「何か良くない思いが頭に浮かんだ時に、(神様仏様が見てるぞ)と言い聞かせる」等の素朴な気持ち。「手を合わせる」という行為の美しさに心を動かされてきました。仏像も、大きな寺院や美術館に並ぶ立派なものではなく、私たち庶民の中に存在する歴史的美術的価値はないけれど生活の中に一緒に存在する愛おしい存在のものが好きで、そういう、手間はかかってるけど素朴でいつも傍に置いて貰える様な仏様を作りたいという思いから始めました。仏像にはいろいろな決まり事がありますが、その辺はあまり拘らず、シンプルな形と手触り、重さと絵筆の勢いに拘って作っています。

【お取り扱いについて】
素焼き程度の焼き入れをした人形に色を塗り、彫りを入れた土人形に近い物です。簡単に割れたり、色がはがれたりはしませんが、陶器のような防水強度はございませんので室内でお楽しみください。