トップ > 日本の手技 > 高岡銅器の仏像 > 蔵王権現像 丸山明慧作
商品コード : 540-065 | ||||||
価格 : 231,000円(税込) | ||||||
ポイント : 6,930 | ||||||
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商品番号 540-065
商 品 名 蔵王権現像 丸山明慧作
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天皇勅願である寺院に伝わり、鎌倉時代、奈良を中心に正系仏師として勢力をもった慶派仏師の手による『蔵王権現像』を元に、塑像仏師 丸山明慧氏が原型を制作し、400年の歴史を持ち「国指定伝統的工芸品」の第一次指定を授かる高岡銅器伝統の蝋型製法を用い原型の趣もそのままにブロンズ像とし再現。更に漆仕上げの着色によって蔵王権現の尊顔、法衣、光背、岩座に至るまで、それぞれに異なる質感を表現しました。
塑像仏師 丸山明慧(本名:丸山達平)
昭和51年 高岡市生まれ。平成9年、奈良美術短期大学美術科卒業。仏像やモニュメント等の原型製作及びルアービルダーとして活躍。平成27年、仏師として得度を得る。過去の原型制作として住吉大社(山口県下関)狛犬像のレプリカ。造形師 丸山達平としてキャプテン翼(東京都葛飾区)や両津勘吉(東京都葛飾区)などのアニメのキャラクター、キリノ元大統領(フィリピン)の肖像レリーフ(東京都千代田区)、魚津水族館(富山県魚津市)のダイオウイカの原寸大レリーフなどがある。
日本各地の霊山に祀られ、自然の霊威を体現した神仏
日本では古来より山には神さまが住むところと考えられていました。蔵王権現は、そういった山岳信仰と仏教が結びついた日本独自の信仰・修験道(しゅげんどう)の本尊です。開祖・役小角(えんのおづの・奈良時代)によって初めて祀られたといわれています。役小角が今の世に相応しい仏を求め祈ったところ、釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩が順にあらわれました。しかし、どの仏もふさわしくないと感じ乱世の世の中にはもっと力強い仏がよいと願ったといいます。そこで出現したのが蔵王権現だといわれています。自然の霊威を体現しているとされ、日本各地の霊山に祀られています。ちなみに「権現」とは、仏や菩薩が仮の姿として日本古来の神々となって現れることを意味します。そのため、仏典に記述はありません。
【蔵王権現のご利益】降魔の霊神であり、諸災祓い、怨敵退散、所願成就、家内安全のご利益があるといわれています。
高岡銅器は高岡の開祖 加賀藩第二藩主前田利長公が、慶長14年 (1609年) 高岡城に入城され、翌々年の慶長16年 (1611年) 城下の興隆繁栄の為、鋳物発祥の地 河内国丹南郡の技術を継承する7人の鋳物師達を招聘して、金屋町に鋳物工場を開かせた事に始まります。
当初は鉄鋳物が中心であったが、江戸時代中頃から銅鋳物も盛んになり、明治期に入ると技術力は更に向上し、万国博覧会を通して世界にも紹介され、輸出品としても美術銅器は確固たる地位を築きました。
昭和50年 (1975年) 2月17日には「国指定伝統的工芸品」の第一次指定
昭和54年 (1979年) には特定産業の産地指定
平成20年 (2008年) 1月11日には特許庁より「地域団体商標」として登録
発祥より約400年経った現在も高岡は、日本唯一の青銅器の産地として、茶器、花器、香炉、仏具から梵鐘、屋外の大型ブロンズ像 (青銅像) に至るまで時代のニーズに合ったもの造りを続けています。